【ブンデスリーガ】フライブルク 3-3 フランクフルト(日本時間2月18日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
大ベテランが冷静なターンでスタジアムを沸かせた。フランクフルトに所属する元日本代表DFの長谷部誠が、今季ブンデスリーガでは初スタメンとなったフライブルク戦で突進してきた相手を華麗なターンで冷静にかわす。40歳とは思えない切れ味にファンも大興奮の様子だった。
注目のシーンはフランクフルトが1点リードで迎えた38分だった。長谷部は浮き球に対して相手FWルーカス・へーラーに付いていき、そのこぼれ球を拾う。次の瞬間、ボールを取り返そうと追いかけてきたへーラーを華麗なターンで冷静にかわしてみせた。
カイザー(皇帝)の異名を持つ男のプレーにはスタジアムも沸き、ABEMA視聴者からも「うっま」「長谷部誠すごいよな本当に尊敬」「長谷部ええな」「心整ってんねー」「あの場面であのタッチは凄い」「冷静や」と称賛の嵐だった。
さらに試合解説を務めた元日本代表DFの安田理大氏は、「CBの選手は相手のプレッシャーを感じたくないので、ビルドアップの時にパス出してからポジションに戻る際に下がりがち。でも長谷部選手は下がらずにボールを持てるので、DFラインが下がらないのがいいですね」とコメント。ターンに加えて、その後のポジショニングを評価した。
試合は3-3の引き分けで終わったが、長谷部は先発フル出場しフランクフルトでの公式戦300試合出場を達成。PK献上の悔やまれるシーンもあったが、随所に好プレーを見せて年齢による衰えを感じさせない活躍を披露した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)