【プレミアリーグ】ブレントフォード1-4リヴァプール(日本時間2月17日/ジーテック・コミュニティ・スタジアム)
遠藤航の高い守備意識が光った場面だった。ブレントフォードのカウンターが今からは始まろうというタイミングで日本代表MFはファウル覚悟で相手選手をストップ。結果的にイエローカードとなったが、ピンチを未然に防ぐ上では重要なプレーとなっている。
リヴァプールが2-0とリードして迎えた67分、ブレントフォードは自陣の深い位置でシュートを防ぐと、そこから素早いカウンターを狙った。
これに対して、リヴァプールMF遠藤航は高い位置からプレッシャーを掛けてヨアン・ウィサのドリブルをファウル覚悟で阻止。ボールにアタックしていない意図的なファウルとなったためすぐに主審からイエローカードが提示されたが、未然にピンチを防ぐ大きなプレーだった。
ABEMAで解説を務めたハーフナー・マイク氏は「プロフェッショナルファウルというか、相手のカウンターを阻止できるところにいるのは大きいですね」と評価していた。
ABEMA視聴者からも「義務イエロー」「またイエローかー」「でもこのファウルは仕方ない」「今のはナイス」と、素早い切り替えからのカウンター阻止に好意的な意見が多数寄せられていた。
またABEMAで実況を務めた野村明弘氏は「採用されたらこれがブルーカードになるんですかね」とコメントしている。この「ブルーカード」は直近で大きな話題を集めており、意図的なファウルや審判への抗議をした場合に、「10分間の一時的退場処分」となる新ルールのことである。
これはラグビーの「シンビン」やアイスホッケーの「ペナルティーボックス」と似たものであり、すでにサッカー界でもアマチュアレベルでは導入されている例もある。来シーズンのFAカップから試験導入される可能性も噂されており、今後この新ルールについては物議を醸しそうだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)