【プレミアリーグ】ブレントフォード1-4リヴァプール(日本時間2月17日/ジーテック・コミュニティ・スタジアム)
一体何が見えているのだろうか。この試合が復帰戦となった”ファラオ”FWモハメド・サラーがボックス近辺で前を向くと、針の穴を通すようなスルーパスで、2得点目を演出した。視聴者も予測できない圧巻のプレーに賛辞の声が集まっている。
リヴァプール1-0で迎えた54分、アウェイチームは敵陣でボールを奪うと、オランダ代表MFライアン・グラーフェンベルフからのパスを受けたサラーがボックス近辺で前を向いた。
ここでサラーの創造性が発揮された。ノータイムで相手の守備ブロックの隙間を縫うようなスルーパスを放ったのだ。美しい軌道のボールはDFを避けていき、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの足元へと届けられる。そのままマック・アリスターが冷静にネットを揺らし、誰もが待ち望んでいた追加点が生まれた。
サラーの技術が詰まったスルーパスからの得点に、ABEMA視聴者も「すごいところ通したな」「これはチート」「そこ通せるのえぐいて」とコメント。解説を務めた安田理大氏も「もうそんなアシスト出す!?」と驚きの声を挙げていた。
サラーにとってこの試合はアフリカネイションズカップ2023から帰還して最初の試合だ。さらにポルトガル代表FWディオゴ・ジョタの負傷によるスクランブルでの出場だった。そんな状況であっても、コンディションの不安を感じさせない圧巻のパフォーマンスで、チームを勝利に導く姿はまさにエースという言葉が相応しいのではないだろうか。
(ABEMA/プレミアリーグ)