【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島2-0浦和レッズ(日本時間2月23日/エディオンピースウイング広島)
【映像】浦和・興梠、天才的な動き出しでマークを外して完璧ヘディング
数多くのゴールをもたらしてきたゴールハンターが圧巻の嗅覚で相手ゴールを脅かした。浦和FW興梠慎三がボックス内で巧みにマークを剥がし、完璧なタイミングでヘディングシュート。ボールは惜しくもゴール左へ外れたが、このプレーにファンは「動き出しやべえな」「天才」と大興奮の様子だった。
注目のシーンは浦和が2点を追いかける展開で迎えた77分だった。敵陣右サイドで浦和のDF酒井宏樹からボールを受けたFW前田直輝が、ドリブルを仕掛ける。前田は勢いよくオーバーラップしてきた酒井宏樹をおとりに使い、カットインからゴール前に位置する浦和のFW興梠慎三をめがけて左足でクロスを送る。ボールが来る前に一度マークについた相手DFの背後に位置して視野から消えると絶妙なタイミングでDFの前に入り込み、完璧なヘディングシュートを放ったが、ボールは惜しくもゴール左上へと外れた。
このシーンに視聴者は「この動き出しやべえなw」「うますぎる」「さすが興梠」「前に入る動きが天才」と大興奮の様子だった。
解説を務めた福田正博氏も「興梠らしいDFの背後から前の動きですね」とコメントし、同じく解説を務めた森崎浩司氏も「入り方が上手いですね」とオフザボールの動きについて賞賛した。
浦和はこの試合に0-2で敗戦。今季マティアス・ヘグモ監督を招へいし、リーグ優勝へ向けて大きな期待のなかで迎えた開幕戦だったが、勝利を飾ることはできなかった。興梠はこの試合、ゴール前で随所に好プレーを披露し衰えを感じさせない働きで存在感を発揮。浦和では未だリーグ優勝を果たせていない偉大なエースが、シャーレを掲げることができるのか。今シーズンの興梠慎三から目が離せない。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)