【プレミアリーグ】アーセナル ４－０ ニューカッスル（日本時間２月25日／エミレーツ・スタジアム）
ため息が出るほど美しいロングパスに、６万人を超える観客の時間が止まった。アーセナルのMFジョルジーニョが完璧なタイミングと精度のパスを相手守備陣の裏へと送り込み、チームの２点目を演出。イタリア代表MFの圧巻のプレアシストに「素晴らしすぎる」「変態パスやん」とファンは大喝采だった。
注目のシーンはアーセナルの１点リードで迎えた24分だった。敵陣中央やや右サイドでボールを受けたジョルジーニョは、ルックアップして左サイドから猛スピードで斜めに走り込むブラジル代表FWのガフリエル・マルティネッリを確認。直後に敵陣ボックス右側の“ポケット”をめがけてループパスを送り、足元へピタリと合わせる。マルティネッリが体勢を崩しながらもゴール前へ折り返し、最後はドイツ代表FWのカイ・ハヴァーツが左足で押し込んだ。
このプレーにSNSでは、「ジョルジーニョのパス素晴らしすぎる」「縦の浮き玉パス、ダイナミックで見応えありすぎた」「縦パスの意識の高さが抜群に光ってる」「眼球をエミレーツの天井に移植してるみたいなパスだな」「変態パスや」「３次元パス」「完璧すぎるって」など喝采のコメントで溢れた。
他のプレーでも攻守で効果的だったジョルジーニョはこの試合でMOMに選出され、チーム最高の採点９を付けた地元メディア『The standard』は「イタリア人による素晴らしいゲームメイク。中盤の核として、ショーを演出した」と称賛した。
アーセナルはこのニューカッスル戦に４－１の快勝。見事にプレミアリーグ６連勝を飾り、砲撃手を意味する愛称『ガナーズ』に相応しい６試合・26ゴールと攻撃力は大爆発中だ。自慢の攻撃陣をいぶし銀の働きで後方から支える32歳のベテラン、ジョルジーニョから今後も目が離せない。
（ABEMA／プレミアリーグ）
