2月24日より、アニメ「キングダム」第5シリーズ第7話が順次放送中。秦軍と敵対する紀彗(CV:石井康嗣/置鮎龍太郎)たちの悲しい過去が描かれ、「離眼の人たち敵なのツラい」「紀彗応援したくなるじゃん」と話題を呼んでいる。
アニメ「キングダム」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久氏による人気漫画が原作。漫画は2013年に、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞している。物語は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信(CV:森田成一)と、後の始皇帝となる若き王・エイ政(CV:福山潤)の活躍を描く中華戦国大河ロマン。2012年にアニメ化され、2022年に放送された第4シリーズでは「国内統一編」の完結までが描かれていた。
前回放送の第6話では、飛信隊の活躍により秦軍に好機が訪れた。しかし総大将の桓騎(CV:伊藤健太郎)は部下のオギコ(CV:福山潤)に肩を揉ませるだけで、なにもしないまま3日目の戦を終わらせた。まったく動かない桓騎に、味方すら戸惑っていた。
桓騎の意外な行動に、視聴者からも「なにもせず3日目終わらすだと!?」「まさかの動かない」「黒羊の大一番(オギコが肩揉んで終了)」と驚く視聴者が続々。「なにを考えているんだろう」と彼の狙いにも注目が集まっていた。
第7話「離眼の悲劇」では、秦軍と敵対する離眼城の城主・紀彗の過去が明かされた。かつて紀彗は、敵対する暗何城の城主を討ち取り勝利した。しかし紀彗が留守の間に、暗何城に残っていた唐鈞(CV:井之上潤)の軍が離眼城を襲撃。城内にいた人たちを人質に取り、紀彗の父で当時城主だった紀昌(CV:大塚芳忠)やその兵に投降を迫った。要求に応じた紀昌は、紀彗に離眼を託し、火を放たれて処刑されてしまった。
敵側の悲しい過去に、ネット上は「紀彗と馬呈・劉冬軍に心が寄る回」「同情してしまう……」「こんなん紀彗応援したくなるじゃん」「離眼の人たち敵なのツラい」といった反響が続出した。
■第7話「離眼の悲劇」
【あらすじ】
思いもよらない桓騎(かんき)の行動により、飛信隊は立て直した馬呈・劉冬(りゅうとう)軍と再び激闘を繰り広げることとなった。中央丘の各戦場ではこう着状態が続いており、慶舎は桓騎を追い詰めるため今回の戦いの標的の一つ・飛信隊を壊滅させようと動き出す。一方、樹海地帯の集落でけがの手当てを受ける羌カイは、長である混バァから紀彗(きすい)が城主を務める離眼城で起きた悲劇について話を聞いていた。
※エイ政の「エイ」は環境依存文字
※羌カイの「カイ」は、正式にはやまいだれに鬼の字
(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会