【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス0-3鹿島アントラーズ(2月23日/豊田スタジアム)
明治安田J1リーグ開幕節、名古屋がホームに鹿島を迎えた試合で、新助っ人が審判に“懇願”するシーンがあった。名古屋が0-1で追いかける展開の27分、右CKを獲得。キッカーの山中亮輔が蹴り込んだボールは美しい放物線を描きながらゴールへと吸い込まれた。
その瞬間、名古屋の選手たちはゴールにガッツポーズする様子を見せたものの、審判はゴール前でファウルがあったとしてホイッスルを吹き、ノーゴールの判定に。これに抗議したのが今季、名古屋に加入した新助っ人パトリックだった。
パトリックは、審判に詰め寄って、まるでゴールを認めてくれと言うように、手を合わせて説得を試みた。この様子に「懇願」「お願いしてる」などと声があがった。
このシーンでは、パトリックはGKを押し込むようにしてゴール前に立ちはだかっていたことで、妨害してしまっていたようだ。とは言えファンもSNS上で「パトリックが競っただけでファールなるのマジでやめて欲しい」といった声も挙がるなど、名古屋にとっては微妙な判定となった。ホームで開幕戦を飾りたい名古屋だったが、前半、後半とペースをつかめないまま0-3で敗戦を喫した。
ファンにとっては厳しい戦いとなったものの、「ユンカーとパトリックなんて、夢じゃないだろうか」という期待の声もあるなど、今季、京都サンガF.C.からパトリックが加入したことで強力な2トップが実現した期待感は大きいだろう。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)