【明治安田J1リーグ】東京V 1-2 横浜FM(2月25日/国立競技場)
【映像】試合終了間際、ダイレクトで振り抜いた逆足スーパーゴール
劇的すぎるゴラッソだった。終盤までビハインドだった横浜F・マリノスだが、89分にPKで同点に追いつくと、93分、松原健がボックス右角から対角に突き刺すスーパーゴールで劇的な決勝弾に。これにはファンも「松原しか勝たん」と熱狂した。
明治安田J1リーグ開幕節、横浜FMはアウェイ・国立競技場で東京Vと対戦。前半に失点し、終盤まで追いかける展開が続いた中での怒涛の逆転劇となった。89分にエース、アンデルソン・ロペスのPK弾で追いついて迎えた93分のことだった。
松原は、右サイドで粘ったヤン・マテウスからのパスに反応すると、ボックス右角、マイナス方向に動きながら、ダイレクトで左足を振り抜いてゴール左上隅へと突き刺した。GKの手が届かない絶妙な位置に飛び込んだ、スーパーゴールでかつ、残り時間がわずかしかない中で挙げた勝ち越し弾に、横浜FMの選手は歓喜し、スタジアムは熱狂に包まれた。
このゴラッソにはファンも「すげえええ」「カッコ良すぎる」「マジでゴラッソだ」「マツケン決勝ゴールありがとう!!」「これが優勝争いするクラブだ」と大興奮。松原は、横浜FMでプレーする2017シーズンから、過去7年で毎年1ゴールを決め、昨季のみ2点で計8得点。今季、横浜FMに入ってからリーグ戦通算9点目を開幕戦で挙げたことで、ファンも「国立で点決めすぎ!国立男」「年1と言わず何度も見たい!」「松原しか勝たん」と、右利きながらも鮮やかな左足フィニッシュを突き刺した右サイドバックへの期待をコメントした。
一方、16年ぶりのJ1を戦った初陣で、1点のリードを守りながらも試合終了直前に劇的逆転を許した東京Vにとっては、悪夢のような展開に。31年前、同じ国立のJリーグ開幕の舞台で戦った両チーム。時を超えて実現した“ヴェルディvsマリノス”の黄金カードは、30年以上J1での歴史を重ね続けてきた名門・横浜FMに軍配が上がった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)