【リーグアン】RCランス 2-3 モナコ(日本時間2月25日/フェリックス・ボラール)
ゴールにまであと一歩届かなかった。モナコの南野拓実がらしさ全開のランニングで敵陣ゴール前まで進入した場面で、日本代表MFはシュートではなく味方FWへのパスを選択。これが惜しくもゴールに結びつかなかったため、ファンからは「打ってほしかった!」という声が挙がっている。
モナコが2-1とリードして迎えた39分、ゴールキックからDFウィルフリード・シンゴが相手選手との競り合いに勝利してボールが前線に落ちると、FWフォラリン・バログンが回収した。
すると右サイドから斜めの動きで爆速ダッシュした南野が、バログンと入れ替わるようにヒールパスを受け、そのまま相手ボックス内に進入。南野は相手DFに身体を当てられても冷静にキープをして切り返すと、シュートチャンスにかかわらずバログンへのパスを選択した。
ラストパスは戻ってきた相手DFに防がれてしまい、シュートは不発。このプレーにABEMA視聴者は、「おっしい」「打てなかったか」「打って欲しかった」「優しすぎた」「エゴほしいな〜」「そこは打とう」「これは自分でいってほしいな」「シュートコースなかったかな」などと悔しがった。
南野が切り返した時には相手DF2人がブロックに入っており、バログンがフリーだったためパスの選択は悪くなかった。ラストパスをカットしに懸命に戻ってきた相手DFを褒めるべきだろう。とはいえ、ゴールまで10メートルほどの位置だったため、ファンとしてはエゴを見せてシュートを打って欲しいシーンだったことは間違いない。
RCランス戦の南野は、このシーンの9分前に素早い反応からオウンゴールを誘発し、78分には爆速ダッシュからPKを奪い、90+2分には高速シザースからの弾丸フィニッシュで劇的な決勝ゴール。RCランス撃破の絶対的な主役となった。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)