【カラバオカップ】チェルシー0-1リヴァプール(日本時間2月26日/ウェンブリー・スタジアム)
遠藤航の捨て身のタックルが飛び出した。目まぐるしく攻守が入れ替わる中で日本代表MFは、最終ラインからドリブルでボールを運んできたDFコルウィルの進路を塞ぐ形でプレス。しかし、その勢いを止めることができず、思わず転倒してしまった。
スコアレスで迎えた71分、チェルシーの左CBリーヴァイ・コルウィルが最終ラインから不意を突くドリブルで左サイドを突破した。
これに対してリヴァプールはコナー・ブラッドリーと遠藤航の両選手で挟む形のボール奪取を狙った。しかし、コルウィルの勢いは止まることなく、ドリブルのコースに身体を投げ出した遠藤を吹き飛ばして前進。日本代表MFは思わず転倒してしまった。
この場面をよく見ると、遠藤はコルウィルが前に持ち出したボールに対してはコースを消しており、実際に遠藤の足に当たることでチェルシーDFはボールを失っている。ただ、その近くにいたクリストファー・エンクンクが上手くサポートしたことで、チェルシーとしてはスピードを緩めることなく突破することができていた。
その後の転倒に関しては、コルウィルの前への推進力に負けた形だ。ただ、忘れてはならないのがハーフウェイラインより手前であること。ここで突破をされたとしてもゴールまでは遠く、味方選手のサポートも多くあった。どちらかと言えば、場所的にもその後のジョー・ゴメスの軽い対応の方が指摘されるべき問題だろう。
(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)