【明治安田J1リーグ】東京V 1-2 横浜FM(2月25日/国立競技場)
“マリノスらしい”華麗な連係からネットを揺らしたが、惜しくもゴールは幻となってしまった。横浜FMのアタッカー、宮市亮がフィニッシュを決めて一時は歓喜が起きた直後、オフサイドでノーゴールに。これはにはファンも「次は決めれる!」と期待を寄せた。
明治安田J1リーグ開幕節、横浜FMはアウェイ、国立競技場で今季J1に復帰した東京Vと対戦。0-1で追いかける展開の中、62分に猛攻を仕掛けた。
ピッチ中央でセカンドボールを回収した横浜FMは、渡辺皓太が前のエウベルに預け、ボックス右のヤン・マテウスへ。ダイレクトで折り返されたマイナスのボールに再び渡辺が走り込むと、顔を上げた冷静な判断からワンタッチでファーへと供給。斜めに送られたボールの向かう先でアンデルソン・ロペスがスルーすると、終着点に走り込んだのが宮市亮だった。横浜FMの背番号23はこれを落ち着いて流し込んでネットを揺らした。
同点に追いつき、すぐさま逆転へ──。宮市は転がるボールを拾い上げて中央へ走り始めたが、審判の笛が鳴り、残念ながらオフサイドの判定に。最後に抜け出した際、わずかに前に出てしまっていた宮市も思わず天を仰ぎ、今季初ゴールが幻となったことを残念がった。
素早いテンポで流れるような、横浜FMらしいパスワークには、ファンも「惜しかったなー!次は決められる!」「待ってるぜ、宮市ゴール!」「躍動感が溢れててワクワクした」「次のヒーローは君だ!」と、宮市とチームへの期待を寄せる声が集まった。
横浜FMはその後、89分にアンデルソン・ロペスのPK弾で追いつき、93分の松原健のゴールで劇的な逆転劇を演じ、今季の開幕戦を勝利で飾った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)