魅力的な伝統工芸品を生み出す“優れた技”を垣間見ることができる動画が、SNS上で話題となっている。
「#私をコレで覚えて欲しい ヤバめの運針術師」というコメントとともに投稿されたこの動画は、投稿者自身が青森県・津軽地方発祥の伝統刺繍・こぎん刺しの作品を作る光景を収めたもの。この動画の中で投稿者は、紺色の布の“目”を正確に見定めて、まず何箇所も針先だけを刺していき、その後で一気に糸を通していく。小さいものでも丸一日、大きなものとなると半月から1ヶ月もの制作期間が必要だというから驚きだ。投稿者自身、もともと手芸が趣味ではあったとはいえ、本職のこぎん刺し職人ではなく、手芸店でこぎん刺しのキットを買ったのを機にその魅力を感じ、以後本を読んで独学でここまでの腕前になったという。
この“美しいスゴ技”に、動画を紹介した投稿の表示数は240万件以上を記録。また、ネット上の人々からは「すごいなあ」「こういうのずっと見たい」「その趣味を一貫してやってる人でないとできないやつだ」「刺繍出来ない不器用さんだから 手芸できる方ものすごく尊敬します」「めっちゃ手際良い!こう言うの好きだけど、集中力がないと出来ないな」「すごい針さばき」「ずっと見てたくなる…そして職人さんの手仕事って最高に好きだし手がきれい」「すごいー。縦糸の本数数えてぶっ通したり潜らせて模様が出来るのかしらん。ちょっと1bitカラードット絵みも感じてしまった」といった様々な声が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)