2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの侵攻。ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日にウクライナ軍の兵士の死者が3万1千人にのぼったことを発表した。
【映像】ナワリヌイ氏 プーチン政権による暗殺説
3月に実施されるロシアの大統領選挙では、プーチン氏の5期目当選が確実視されている。国際政治学者の舛添要一氏はプーチン氏以外の3人の候補者について「プーチンさんとまったく同じで『戦争を続けるのはけっこうだ』という考えだ」とコメント。
同じ考えを持つ候補者たちが立候補する理由については「西側が文句を言ったときに『民主主義ですよ我々は。野党が3人も出ているじゃないか。そして公平な選挙をやって、プーチンさんが勝った。独裁じゃないですよ』ということを言うため」と解説した。
では、ウクライナ侵攻はいつまで続くのか。舛添氏は「少なくとも3月の大統領選挙までは続くとともに、11月のアメリカ大統領選挙までは続く」と予想。その上で「トランプ氏が(大統領に)なると武器援助が来なくなって確実にウクライナは負ける。トランプ氏に勝ってもらっちゃ困る、ウクライナの人たちは。戦争は終わるかもしれないが、占領地を全部とられたままで終わってしまう」と説明した。
「だから、ウクライナ戦争の帰趨(きすう)を決めるのはやっぱりアメリカ大統領選挙だと思っている」と、米大統領選の重要性について語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)