【リーグアン】RCランス 2-3 モナコ(日本時間2月25日/フェリックス・ボラール)
自信を失ってしまったのだろうか。モナコのアメリカ代表FWフォラリン・バログンがまたしてもPKを外してしまった。スタッド・ドゥ・ランスに所属した昨季はリーグアンだけで6つのPKを成功させたが、今季から所属するモナコではなんとリーグアンで3回連続、計4回目の失敗となっている。
2-2で迎えた81分、こぼれ球に突っ込んだ南野拓実がファウルを受けてPKを獲得。モナコに勝ち越しのチャンスが訪れた。
この絶好のチャンスでキッカーを任されたのがバログン。昨季はリーグアンで6つのPKを決め、失敗は一度のみと実績はある。しかし、今季からプレーするモナコでは得点数そのものが昨季よりも伸び悩んでいるのと同時に、PKも昨年9月のニース戦でまさかの1試合で2連続失敗、2月8日のフランス・カップのPK戦でも失敗と、やや自信を失っていると考えられる状況でキッカーを任せられた。
そして、バログンはまたしてもPKを外してしまう。GKのほぼ正面とコースが甘いうえに、威力も微妙な置きにいったシュートだった。RCランスの守護神ブライス・サンバにあっさりと止められ、弾いたボールが自らの足元に転がったものの、それも打ち損ねてしまい、モナコが勝ち越しのチャンスを逃してしまったのだ。
これには視聴者からも、「なんでそのコース」「めちゃくちゃコース甘い」「跳ね返りも」「やっちまったな」「タキに蹴らせて欲しかった」「何回失敗するねん」「南野に蹴らせよう」「もうPK蹴らないで」と苦言を呈されていた。
この試合は後半アディショナルタイムに南野が勝ち越しゴールを決め、モナコが劇的な勝利を掴んだ。2-2のまま試合が終わっていれば、バログンはニース戦と同じくメディアとファンから批判の的になっていた可能性は小さくない。
ちなみに、試合後にモナコのアディ・ヒュッター監督はPKキッカーの交代を示唆。「今季のバログンは4回もPKを外している。責任は私にある。今後はキッカーを考えることになるだろう」と語っている。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)