【WWE】SMACKDOWN(2月23日・日本時間24日)
スピーディなロープワークの攻防から、対戦相手とともに“くるり”一回転。勢いそのままにレスラーが背中を強打したアクロバティックなノックアウトシーンに場内がどよめいた。
話題のシーンは、タイラー・ベイト&ピート・ダン組がドミニク・ミステリオ&JDマクドナ組と対戦したタッグマッチで起きた。
実力派レスラーが揃った試合は、序盤からそれぞれの選手が持ち前の技術を見せ合う締まった展開に。そうしたなかで中盤、リング上に4人全員がなだれ込む混戦模様からドミニクがタイラーを排除。続いてピートがドミニクをクローズラインで場外に落とし、JDと1対1の構図となった。
ここでJDは場内に凄まじい音が響き渡る強烈なチョップを受けるが、直後の延髄斬りを巧みにかわすと、ジャーマンスープレックスを決めにかかる。しかし、これを両足からマットに着地して回避したピートはロープの反動を生かしてクローズラインを狙った。
そして、目まぐるしい攻防は予想外の大技で決着を迎える。直後、クローズラインを避けたJDは、ロープから戻ってきたピートの首根っこを掴みながら、後方に一回転。対戦相手とともに宙を舞う“スパニッシュフライ”で、ピートを背中からマットに叩きつけた。
WWEではあまり見かけない大技にファンから「よう回るわ」「うまい」「マクドナうめぇよな」など声が集まり、試合全体を通して「みんな受け身上手いわ」「テクニシャンのJD」「みんなうめーな」など、技巧派揃いの熱戦に反響が集まった。
JDはドミニクとともに悪の軍団“ジャッジメント・デイ”に属するメンバー。ブーイングを受けることが多いヒールレスラーが異例の称賛を受けたインパクト絶大のシーンだった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)