【リーグアン】ル・アーヴル1-2スタッド・ランス(日本時間2月25日/スタッド・オセアン)
伊東純也の爆速ランニングが攻撃の起点となった。日本代表FWは普通の選手であればラインを割っていた可能性があった味方選手からのパスを収めると、そこから仕掛けてチャンスを演出。彼をサイドで起用するメリットが出た場面だった。
スコアレスで迎えた40分、スタッド・ランスMFテディ・テウマが中央から右の大外にダイレクトでパスを展開した。
このパスはやや強すぎるようにも見えたが、反応した伊東純也が自慢の快足を飛ばしてコーナーフラッグ付近で追いついてみせた。すると、その位置から中に仕掛けて、2人の相手選手を自らに引きつけてからチームメイトへパスを出した。
彼の献身的な働きのおかげでボールを失わなかったスタッド・ランスは、ボックス内へのクロス攻撃でチャンスを演出。最後はMFマーシャル・ムネツィが至近距離からシュートを放ってル・アーヴルゴールを脅かした。
結果的にゴールへとは繋がらなかったが、伊東のようなスピードがある選手をサイドに置くことのメリットが出た場面だと言えるだろう。常人では追いつかないような場面でも快足自慢の日本代表FWの脚力があれば収めてしまう。改めて彼の足の速さが明らかとなる場面だった。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)