将棋の順位戦A級・最終9回戦が2月29日、静岡市の「浮月楼」で行われている。タイトルホルダーの藤井聡太名人(竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)は、現地で行われている大盤解説会に出演。解説の合間には、ともに檀上に上がった徳田拳士四段(26)から「僕が携帯番号聞いたの覚えてます?」と質問を投げかけられ、「え!?」とフリーズする場面があった。
藤井名人による公式戦の生解説は、プロ入りした2016年度末に名古屋で行われたA級最終局解説会に出演した以来。解説会に参加したファンは貴重な機会とあり、一言一言に聞き入っていた。
徳田四段とのダブル解説に臨んだ藤井竜王だったが、解説の合間には「先生、昔僕が携帯番号教えてください、って言ったの覚えています?」と突っ込まれる場面も。このタイミングでの“意表の一手”に、藤井名人も「え!?そんなことがあったんですか!?」と呆気に取られていた。2015年10月に中学生で三段昇段を果たした藤井名人とあり、高校生だった徳田四段は「もう会えないかと思って。どこかで将棋を教えてもらおうかなと思って、プライドを捨てて聞いたんです」と当時のやり取りを明かした。
藤井名人は記憶になかった様子で「そんなことがあったんですか(笑)」。当時は一度も連絡することはなかったという徳田四段だったが、「電話番号(当時と)変わってないですか?あとでかけてみてもいいですか!?」と食い下がるシーンも。当時は携帯電話ではなくポケベルを使っていたという八冠王は、「番号変わってるかも…?全然別の人が出る可能性もゼロではないかもしれないです(笑)」と笑顔で返答していた。
このやり取りに、ファンは爆笑。ABEMAの視聴者からは「え?!」「とっくんナンパしたのかw」「まじかーw」「とっくん積極的」「聡太ポケベルだったの」「ぐいぐいいく徳田くんw」「教えてもらえwww」「いいぞww」「突然のラブコール」とコメントが殺到していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)