【WWE】RAW(2月26日・日本時間27日/サンノゼ)
「やられたらやり返す」の度が過ぎて制御不能な因縁対決。椅子、テーブル、竹刀などが次々と飛び出すノールール・マッチで、両軍の恨みが強すぎたか、ブチギレモードで竹刀が粉々になる衝撃シーンが飛び出した。
年初から報復合戦が続く“インペリウム”のルートヴィヒ・カイザー&ジョバンニ・ヴィンチと“ニュー・デイ”コフィ・キングストン&エグゼビア・ウッズの抗争。今週のWWE『RAW』では、反則あり、リングアウトなしのストリートファイト・ルールで対戦した。
“ニュー・デイ”の入場を花道で待ち構えていたカイザー&ヴィンチが殴りかかり、ウッズがトレードマークのトロンボーンを持ち出して殴打する物々しい雰囲気から試合はスタート。技の攻防よりもパイプ椅子で殴るのが手っ取り早いのが、ノールールの試合の作法だ。
椅子攻撃に飽きたらず、カイザー&ヴィンチはリング下から竹刀を取り出しウッズを襲撃。さらにヴィンチが、リング中央に戻して竹刀を打ち下ろせば、カイザーはパイプ椅子攻撃。ここぞとばかりにしばき倒すと、会場からも「やり過ぎだぞ」とブーイングが止まらない。
やられっ放しの“ニューデー”だったが、竹刀が自分たちの手に渡ると形勢は逆転。カイザーをリング中央で確保。すると、 今までドS顔で凶器を振り回していたカイザーも身の危険を感じたか「ちょっと待てよ…」と日和ったポーズ。
しかし、怒り心頭のコフィ&ウッズがフルスイングで竹刀を振り下ろした。直後、怒りの力が強すぎたか、殴りすぎて竹刀が粉々に壊れ始めると「さけた」「肉を挟むから痛いし」「無残な姿にされる竹刀くん」「背中切れてたね」とファンからは悲鳴が上がった。
強烈な竹刀攻撃にカイザーの背中はミミズ腫れになるも、のらりくらりと試合をコントロール。最後はカイザーがコーナーに設置した椅子攻撃から、スクールボーイで丸め込みカウントスリーで勝利した。(ABEMA/WWE『RAW』)