【WWE】RAW(2月26日・日本時間27日/サンノゼ)
130キロオーバーの暴走女子レスラーが、規格外の荒業で対戦相手の美女レスラーを蹂躙。「ぎゃああぁ!」と断末魔の悲鳴が響き渡ると、場内からは大ブーイングが起こり、放送席も「なんて荒業」と思わず絶句した。
ナイア・ジャックスとリブ・モーガンのシングル戦。週末オーストラリア・パースで行われた「イリミネーション・チェンバー」で、地元出身の英雄であるリア・リプリーとの激戦の末に敗れたナイアがさらに凶暴さを増してリングを席巻した。
リブの先制攻撃が全く効かず、ナイアがひょいと担ぎ上げて後方にぶん投げるサモアン・ドロップ一撃で相手が大悶絶。あまりの破壊力に実況の清野茂樹アナウンサーも「全部が殺人技です…」と漏らす。
ナイアは、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンのいとこに当たり、サモア系のアノアイ・ファミリーに当たらずといえ、遠からずの家系出身。サモアン・ドロップに続き、この日は同じくリキシの得意技『スティンクフェイス』を披露。尻の圧力だけでグリグリと絞りあげると、ファンから「観客が引いてるやん」「つぶれちゃう」「ケツ圧」と悲鳴があがった。
圧倒的なパワーから繰り出される暴力はそれだけで終わらない。リブの左足を頭に巻き付け絞りあげるストレッチ・マフラーでコーナーに歩み寄ると、よからぬ気配を感じたリブが「ぎゃああぁ!」と大絶叫。その後、ナイアは足を抱えあげてリフトしながら振り回して、リブの顔面をコーナーに叩きつける容赦ない攻撃を見せた。
あまりにも残忍な攻撃に解説の週刊プロレス・井上光記者も「なんという荒業」とあ然。ファンも「いじめやん」「えぐいなぁー」「かわいそう」「規格外すぎる」「声がガチで痛がっとるw」と、対戦相手のリブへの同情が相次いだ。
シングルマッチは、抗争中のベッキー・リンチの乱入によりノーコンテストとなったが、元女子王者経験者のリブをもってしても手が付けられない強さ。決着は付かずとも、試合後の交通事故にでもあったようなリブの憔悴しきった顔が、ナイアのモンスター級の危険性を物語っていた。(ABEMA/WWE『RAW』)