【WWE】SMACKDOWN(3月1日・日本時間2日/グレンデール)
日本人“悪女”レスラーが米国のリングを制圧。女子タイトルベルトを3人で独占する最凶トリオがトップレスラー相手に残虐な攻撃で圧倒し、場内が騒然となるひと幕があった。
WWEのリングで“カブキ・ウォリアーズ”ASUKA & カイリ・セイン組が、元同ユニット所属で対立を深めるベイリー&ダコタ・カイ組と対戦。復帰戦となったダコタのタッチ拒否を契機に、セコンドについたイヨ・スカイもリングへなだれ込んで元WWE女子王者のベイリーに執拗な攻撃を加え、試合はそのままノーコンテストとなるアクシデントが起きた。
年間最大の祭典『レッスルマニア』でイヨVSベイリーの女子王座戦が決まり、ダコタにとっては故障離脱からの復帰戦となったタッグマッチは、予想通り波乱の展開となった。
前週、何者かに急襲を受けてダコタが医務室に運び込まれたことを伏線に組まれたタッグ戦。序盤はASUKA&カイリがタッグ王者らしい連携でベイリーを孤立させる戦略に出た。百戦錬磨のベイリーは実質的に1対2の状況を打開しタッチに向かうが、ここでダコタが衝撃のタッチ拒否。
動揺したベイリーにASUKA&カイリは背後から攻撃を加え、一旦振り切ったものの、リングへ戻されると、2人に頭を押さえつけられてダコタから屈辱の強烈な張り手を喰らった。そして、最後はエプロンで様子を見ていたイヨから後頭部にダブルニーの一撃を受け、完全ノックアウト。
試合はそのままノーコンテスト。レフェリー不在のリング上を完全ヒールの日本人トリオが席巻するエンディングにアリーナは騒然となった。“ダメージCTRL”の乗っ取りが完了し、レッスルマニアに向けて磐石の体制を築いた瞬間だった。
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(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)