【WWE】SMACKDOWN(3月1日・日本時間2日/グレンデール)
血で血を争うラテン系レスラー軍団同士の抗争が“なんでもありマッチ”に発展。鉄製のゴミ箱を被せ、パイプ椅子で滅多打ちする斬新な攻撃にレフェリーも思わずニヤけるひと幕があった。
数カ月間に渡り抗争を続けるラテン系レスラー正規軍“LWO”のカリートと、内部分裂から結成した“LDF”を率いるサントス・エスコバーが、反則裁定なしの『ストリートファイト・マッチ』を決行。両者の戦いは凶器を多用する過去イチ激しいものに。斬新かつ凶暴な攻撃は試合を裁く女性レフェリーが引きつった笑いを浮かべるほどだった。
まず、カリートが竹刀とトレードマークのリンゴを用意し臨戦態勢に入るが不発に。その後リング上でエスコバーにゴミ箱を被せられたカリートは、目と手の自由を奪われエスコバーのダブル・ニー追撃を許す。
しかしカリートも負けていない。場外からエスコバーのトペをパイプ椅子で迎撃すると、今度はお返しでゴミ箱を被せパイプ椅子で殴打、しゃがんだエスコバーの脳天めがけてパイプ椅子を何度も打ち付け滅多打ちにするシュールな場面に女性レフェリーも半笑いを浮かべる異常事態。気付いたファンも「レフェリーちょっと笑ってるw」などと反応した。
その後「傘の妖怪みたいだ」「ハマった」「コントかな?」「なんか草」「リアル脳天くい打ちだw」「板金屋さん」「大工やん」などファンのコメントは大喜利状態に。実況を務めた清野茂樹アナウンサーの「縮みますよw」「相当、星が舞っているでしょう」とコメントも加わり、思わぬ盛り上がりを見せた。
ルール無用のストリートファイト・マッチは、“LWO”と“LDF”のメンバーが乱入し完全に軍団対抗戦状態となったが、そこに長期休養中の“LWO”のボス、レイ・ミステリオが乱入し松葉杖を振り回して大暴れ。最後はミステリオがエスコバーに伝家の宝刀“619”を放ち、カリートがスパインバスターを決め決着。 “裏切り者”エスコバーに一矢報いる勝利となった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)