【明治安田J1リーグ】川崎F4-5磐田(3月1日/等々力陸上競技場)
ブラジル人ストライカーが、相手DFと審判に怒りを爆発させた。川崎Fのエリソンは、ゴールに近づいたシーンでファウルによって止められ感情をむき出し。倒されたことか、チャンスを不意にされたことか、エリソンは両手を広げて抗議する一幕となった。
問題のシーンが起きたのは川崎Fが1-3で2点を追う48分だった。マルシーニョがピッチ中央で相手と交錯しながらもボールに触れると、近くにいたエリソンがこぼれ球に反応する。
右サイドからドリブルで一気にゴールへ近づいていくと、一度入れ替わっていた磐田DFリカルド・グラッサが再び追いつき、ボックス手前でタックルを仕掛ける。左腕を使ったチャレンジに審判はファウルの判定を下して笛を吹いた。
すでに1ゴールを決め、追加点を狙う意欲を前面に押し出していたエリソンにとっては、抜けていれば2ゴール目のチャンスとなった場面だ。決定機をファウルで阻止されたことでブラジル人FWは「なんでだよ?カードだろ!」といったジェスチャーで激昂。倒したリカルド・グラッサにはイエローカードが提示された。
試合はその後、エリソンが2得点に絡む活躍で3-3とスコアを振り出しに。しかし、両チームがさらに1点ずつを加えて迎えた97分にPK弾で勝ち越しを許し、川崎Fは第2節にして初黒星を喫してしまった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)