【FAカップ】リヴァプール3-0サウサンプトン(日本時間2月29日/アンフィールド)
【映像】場内騒然!サポーターの“爆音”大合唱が響き渡った瞬間
ゴールを待望するサポーターの心の声が思わず大合唱になったようだ。リヴァプールの最古参DFジョー・ゴメスが敵陣でボールを持つと、ゴールまで40mはあろうかという位置で「シュート!」の声が鳴り響く。これには指揮官も「もし打っていたら怒る」と苦笑いした。
カラバオカップ優勝から中2日、日本時間2月29日に行われたFAカップ5回戦は“お祭りムード”だった。歓喜の余韻が残る本拠地アンフィールドのサポーターは、スタメンの半分以上がアカデミー出身という“ヤングレッズ”の背中を大歓声で後押しした。
そんな試合で、サポーターのあるムーブメントが話題を集めた。ゴールレスで迎えた15分、リヴァプールの最古参DFジョー・ゴメスがボックス手前でボールを持つと、スタンドから「シュート!」の声援が響いたのだ。ゴメスはその声に反応するように右足を振り抜いたが、シュートはゴールを大きく逸れてしまった。
現在26歳のゴメスは、2015年6月にリヴァプールに加入してから今季で9年目を迎えるが、公式戦でのゴールはゼロだ。もちろん、DFである以上、彼に期待するのは「ゴール」ではないものの、チームに貢献してきたゴメスにはファンの愛情も深く、お祭りムード”の感情が「ゴメスの初ゴールを見たい」という願いに昇華したのかもしれない。
その後もゴメスがボールを持つ度に「シュート!」の激励が飛ぶことに。終了間際92分には、ハーフウェーライン付近でボールを持ったゴメスへ「シュート!」と大合唱するなど、もはやなりふり構わず。これにはユルゲン・クロップ監督も「もし彼が、観客がコールしたからといってあんな位置からシュートを打つようなことがあれば、私は本当に少し怒るだろう(笑)」とジョークで反応した。
愛情溢れるファンのコールには「キミたち(ファン・サポーター)にお願いしてもいいかな…『シュート!』は面白かった。でも、放っておいてあげてくれ。いつか打つ日が来るし、その瞬間を自分で見つけるはずさ!」とコメントしている。
(ABEMA de DAZN/FAカップ)