【WWE】SMACKDOWN(3月1日・日本時間2日/グレンデール)
米国代表候補にも選出された女子レスラーがプロレスのリングで披露した、元体操選手ならではのアクロバティックなエルボーが反響を呼んでいる。
WWE期待の新星、ティファニー・ストラットンが元女子王者のナオミと対戦。元体操選手と元チアリーダーという経歴を持つ両者らしい攻防が光る一戦となった。
なかでも注目を集めたのはティファニーの美技だった。コーナーポストにナオミを追い込み、対角線上のコーナーからロンダート→バク転と繋いで、勢いそのままにローリングエルボーを決める、美しくも強烈なムーブを披露。右肘がナオミの胸部に突き刺さると、場内からはどよめきが起きた。
実況の清野茂樹アナウンサーも「見事なエルボー!」とコメントし、解説でWWE通の“料理系TikToker”もりお氏「さすが元体操選手ですね」と評した、この試合のハイライトだった。
直後、ダウンしたナオミの顔面にダブルフットスタンプを決める一連の攻撃で圧倒し、元WWE女子王者のベテランが間一髪でフォールを返すと、場内はさらにヒートアップ。
「おおお派手だ」「武藤」「スペースローリングエルボーやん」「武藤さんの技」など、ファンからは2023年にグレート・ムタとしてWWE殿堂入りした武藤敬司氏の得意技であることに注目する声も多数寄せられた。
試合はレフェリーの死角を突いたサミングからナオミの頭部をリングポストに叩きつけるダーティな攻撃でダウンを奪い、必殺の『プリティエスト・ムーンサルト・エバー』を決めたティファニーが勝利。美しくも高飛車で狡猾な24歳の新星が観客を驚かせた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)