『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、元公安警察がしくじり先生として登場。ドラマ『VIVANT』に登場する自衛隊の秘密部隊「別班」の後継組織が、日本に実在する可能性が高いことを明かした。
有名人たちのしくじり経験談を通して「失敗しないための教訓」を学ぶ本番組。この日は、現役時代にスパイと数多くの攻防をくり広げた、元公安警察の勝丸円覚さん(仮名)が、素顔を隠して登壇。実際の経験を元に、スパイのリアルな実態と手口を明かした。
授業を聞く”学園メンバー”は、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、日向坂46の上村ひなの、JO1の佐藤景瑚、横山由依。
昨年放送された日曜劇場『VIVANT』で公安監修を務めた勝丸さん。現役時代は警視庁公安部に配属され、国内のスパイを追いかける"スパイハンター"や、外国の情報収集活動などをしていたという。
『VIVANT』のファンだという上村は、目を輝かせながら「別班って本当にあるんですか?」と質問。ドラマで登場した”別班”は、日本を国際テロから守る自衛隊の秘密部隊で、超絶的な実力派の謎の組織として描かれていた。
この質問に、勝丸さんは「名前を変えて後継組織がある、というのが私の結論です」と回答し、スタジオは「言っていいんですか!?」と大騒ぎ。勝丸さんによると、かつては実際に「別班」という名の組織があったが、国会や新聞に取り上げられたことから「今は存在しないことになっている」という。
ただし、別班と言っても「処刑や暗殺はやらない」といい、実際の仕事としては「”ヒューミント”という、人から情報収集する、法的にギリギリなことをやります」と告白。「ドラマ全体の半分くらいが本当で、半分くらいが(フィクション)」と明かした。
自衛隊は海外の武力から日本を守る組織だが、公開されている情報だけでは日本を守りきれないという実情がある。相手国のリーダーの心理状態や、参謀総長の人柄などといった情報は、ネットではなく”人”からしか収集できないため、「情報組織がなければ日本を武力から守れない。なので情報組織は必ずある」と勝丸さんは推測した。
吉村が「別班の人の存在は、先生もさすがにわからないですか?」と質問すると、勝丸さんは「『元別班でした』っていう人が私を訪ねてきました」と告白。相手は既に退職している人で、「将来インテリジェンス系の仕事をやれないか?」という相談で勝丸さんを訪ねてきたという。出演者らは「えー!」「本当にいるんだ」と、驚きを隠せない様子だった。
さらに授業の後半では、勝丸さんがマスクとサングラスを取って、スタジオメンバーに素顔を公開する一幕も。