格闘技経験のない元海上自衛隊のファイターが、“ビッグマウス”を次々とさく裂させて元UFCファイターを驚かせた。
格闘家の原石である若手ファイターを推薦して競わせることで、新たなスターを発掘、その過程を追う格闘ドキュメンタリー「格闘代理戦争-THE MAX-」は、2017年のファーストシーズン以降、これまで5シリーズにわたり実施されてきた。
シリーズごとに立ち技格闘技や総合格闘技などテーマを設けてきたが、8日に放送された6作目「格闘代理戦争-THE MAX-」では、総合格闘技をテーマに、青木真也、秋山成勲、岡見勇信&中村倫也、平本蓮、クレベル・コイケらが監督として参戦することが決定している。
岡見&中村が今回推すのは、25歳の中村京一郎。格闘技の経験が一切なく、以前は海上自衛官の経歴を持つ異色のファイターだ。それでもMMA参戦後は5戦4勝、勝った試合はすべてKOという、才能の片鱗をうかがわせる。
岡見は、中村の最大の武器を「ストライキング(打撃)」と語る。中村自身も「僕の試合を見たらビックリしますよ。今まで見たことあるタイプじゃない」と、自信満々の様子。
その後、「(自分は)タフファイター」「格闘代理戦争で優勝するのも良いですけど、(世界が)目標なのでここはしっかりと獲らせてもらいます。(格闘代理戦争は)通過点」とビッグマウスを連発。
苦笑いしながら聞いていた岡見は「格闘技は気持ちが大事。そこがあっての技術だと思う。ここまで気持ちが強いファイターもなかなかいない」と、発言が宙ぶらりんにならないよう、しっかりとフォローしていた。