【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 2-1 東京ヴェルディ(3月9日/ヨドコウ桜スタジアム)
【映像】香川真司、上手すぎるポジショニングからレベチなヘッド弾
桜色に染まったスタジアムで、今年も “あのチャント”が響き渡った。C大阪の元日本代表MF香川真司が今季初ゴール。エースナンバー8を背負う男の一撃にファン・サポーターは熱狂し、SNSでも「何回見てもいいもんだ」と待望の瞬間に酔いしれた。
2024シーズンの明治安田J1リーグ第3節、C大阪が今季の昇格組、東京Vをホーム・ヨドコウ桜スタジアムに迎えた一戦。ゴールレスで迎えた41分にその瞬間は訪れた。
C大阪は、右サイドでFWジョルディ・クルークスがドリブルで持ち上がるとボックス内に侵入。左利きのクルークスはカットインから左足シュートを放つと見せかけて鋭く切り返すと、縦に持ち運んでゴールライン手前で右足のクロス。ファーサイドでフリーとなって待ち構えていた香川真司が狙い澄ましたヘディングで冷静にゴールへと叩き込んだ。
「香川真司、ラララ〜、ラララ〜」
直後、スタジアムでは香川のお馴染みのチャントが響き渡り、桜色に染まるヨドコウ桜スタジアムは大熱狂に包まれた。SNSでは「レベチ」「香川選手の今季初ゴールが間近で見れて嬉しかった」「セレッソで香川真司選手のゴールを観るのは何年ぶりになるんだろう?歴史を感じるねぇ」「何回見てもいいもんだ」「彼が決めるとみんな嬉しい」と大興奮の様子だった。
2010年にドイツへ渡り、ドルトムントで名将ユルゲン・クロップの下で頭角を現し、その後、世界最高峰のプレミアリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドで優勝を経験。日本の10番を背負った日本代表としてもワールドカップに3大会連続出場を果たした。
昨季、2010シーズン以来となるJリーグ復帰を果たし、34試合で2得点をマーク。約1年前の3月には4684日ぶりのJリーグでのゴールを記録したが、ホームでその瞬間を目撃できた人ばかりではないだろう。十数年来のC大阪ファンにとっても、ホームスタジアムで目の当たりにした一発には、感慨深い多いがあったはずだ。
今もなお、「シンジ」のプレーと人気は色褪せることがない。衰え知らずどころか、世界を渡り歩いてきた経験を糧に存在感を放つ香川に、今季も大注目だ。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)