【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ブレントフォード(日本時間3月10日/エミレーツ・スタジアム)
優勝争いのなかポイントロストは許されないアーセナルが、崖っぷちの状況からドイツ代表FWの劇的なゴールで勝利を手繰り寄せた。ドンピシャのヘッドを炸裂させたFWカイ・ハヴァーツは試合後、痛恨ミスを犯したGKを擁護してファンから絶賛されている。
1-1で膠着状態が続くが86分、アーセナルにチャンスが到来する。右サイドで相手最終ラインの背後をとったDFベン・ホワイトがクロスを上げると、中央に陣取ったハヴァーツが豪快なヘッドを叩き込む。このシュートはGKの手を弾き、クロスバーに当たって真下に落下し、そのままゴールラインを割った。
ゴールを決めたハヴァーツは、ニースラでエミレーツ・スタジアムを疾走。劇的なゴールにスタジアムのファンも大歓声となった。ネット上のファンたちも「ハヴァーツ大好き」「ハヴァーツありがとう」「ハヴァーツ最高!」とハヴァーツを称えるコメントが並んだ。
アーセナルは19分にMFデクラン・ライスのゴールで先制しながら、45+4分にはGKアーロン・ラムズデールのパスミスから痛恨の失点。それだけにハヴァーツは試合後、「チーム全員がシーズン中に何度かミスを犯している。とくにGKのミスはすごく悪く見えてしまうこともあるだろう。でも、何が起きても僕たちは仲間だ。ハーフタイムで話し合って、立て直したんだ」とラムズデールを擁護した。
このコメントにはファンも、「これぞチーム」「アーセナルはファミリーだ」「素晴らしいメンタリティー。トロフィーを勝ち取る日も近い」「団結は本当に大事」「なんて成熟した発言だ」などSNSで大絶賛だった。
ドイツ代表FWはこれで4試合連続ゴールとなり、今季のプレミアリーグで8ゴール目を記録。破竹の8連勝を飾ったこの試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ、フィットに苦しんだ加入当初の批判を覆す活躍を見せている。アーセナルが優勝を目指す上で本格派ストライカーの不在がネックになるとの声も多いが、彼ならばその問題を解決できるのかもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)