【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ブレントフォード(日本時間3月10日/エミレーツ・スタジアム)
まさかの痛恨ミスによる失点を引きずらず、ビッグセーブで勝利を呼び込んだ。プレミアリーグで久々の先発出場となったアーセナルのGKアーロン・ラムズデールが、ブレントフォード戦の勝利に大きく貢献した。
ラムズデールは昨シーズンまでアーセナルの絶対的守護神だったが、今シーズンは新加入したダビド・ラヤとのスタメン争いに敗北。そのラヤの保有元のため出場できないブレントフォード戦で、プレミアリーグでは実に15試合ぶりの先発となった。
そんな中、1点リードで迎えた前半アディショナルタイム、ラムズデールは痛恨のミスを犯す。ビルドアップを再展開しようとした際、爆速でプレスにきたブレントフォードFWヨアンヌ・ウィザにパスをカットされ、そのまま失点してしまったのだ。
これにはSNSにも、「やっちまった」「絶対にやってはいけないミス」「やっぱ試合勘ないか…」「何してるんだ」「泣けてくる」「完全にラムズデールの責任による失点」「やっぱりラヤがいい」など批判的なコメントが溢れた。
しかし、後半に入ってこのままでは終われないラムズデールの「漢気セーブ劇場」が始まった。55分にFWアイヴァン・トニーのロングシュートを間一髪でセーブすると、71分にはDFネイサン・コリンズの至近距離からのヘディングシュートをかき出すし、79分にはペナルティーエリアの外に飛び出し相手の決定機を阻止。ビッグセーブ3連発で失点を抑え、チームの8連勝に大きく貢献したのだ。
試合後には、アーセナルのミケル・アルテタ監督はラムズデールを称賛。「ミスはサッカーの一部だ。彼はミスの後に良いリアクションを見せた。偉大な個性と勇気、そして強い決意を持ってプレーしてくれた」とコメントしている。
またSNSには、ファンから「失点は残念だけど、その後よく止めたわ!」「良くも悪くもラムズデールらしさが詰め込まれた試合」「致命的なミスもあり、奇跡的なビックセーブもある。このドキドキが味わえるから、ラムズデールはやめられないんです」「ミスもあったけど、やっぱりめちゃくちゃ好きなGK」などの声が上がっていた。
ラムズデールの活躍もあってブレントフォードを2-1で下したアーセナルは、3月11日のリヴァプール対マンチェスター・シティが1-1のドローに終わったため、28節終了現在でプレミアリーグ首位に立っている。
(ABEMA /プレミアリーグ)