『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、元公安警察がしくじり先生として登場。日本に来ている留学生が自国のスパイにスカウトされるケースがあることを明かした。
有名人たちのしくじり経験談を通して「失敗しないための教訓」を学ぶ本番組。この日は、日曜劇場『VIVANT』で公安監修を務めた元公安警察の勝丸円覚さん(仮名)が、素顔を隠して登壇。実際の経験を元に、スパイのリアルな実態と手口を明かした。
授業を聞く”学園メンバー”は、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、日向坂46の上村ひなの、JO1の佐藤景瑚、横山由依。
現役時代は警視庁公安部に所属し、スパイと攻防をくり広げたという勝丸さん。スパイはドラマや映画の中だけの話ではなく、特別な情報を持っていない一般市民でも十分狙われる可能性があるといい、「日本は今危険な状況にある」と警鐘を鳴らした。
勝丸さんによると、スパイは自らターゲットに接触する場合もあるが、罠を張って一般人を待ち構えるケースもあるという。この手口が行われる場所は、主に外国人女性が接客してくれるパブやバー。すべての店が危ない訳ではないものの、スパイ活動に使われやすい傾向があるという。
スパイは店のオーナーやマネージャークラスとして働いており、利用客が店に置いていった名刺の中からターゲットを定める。そして、使えそうな人物がいれば後日連絡を取り、ターゲットが気に入っていた女性従業員を「明日からスパイになってもらいます」と勧誘するという。
パブやバーで働いている女性たちは、店専属の従業員のほか留学生の場合もあるが、何も知らない一般人だ。しかし、スパイ活動を積極的に行っているある国では、日本大使館に留学生の膨大なデータを持っていると言われており、「国家に尽くさなきゃいけない法律」を理由にスパイ活動を要請するという。
スパイ勧誘の際は「両親の年金が上がる、あなたの就職先も斡旋する」とメリットを提示される一方、「断ったらどうなるかわかりませんよ」とも脅され、断れない状況に追い込まれてしまうという。勝丸さんが語るスパイの実情に、出演者らは「うわー」「なにそれ!」と驚きの声を上げていた。
番組ではこの後、実際にロシアのスパイに狙われた日本のサラリーマンの事件も紹介。スパイの巧妙な手口やサラリーマンの末路に、スタジオからは驚きの声が……はたしてその事件とは?