3月9日より順次放送中のアニメ「青の祓魔師 島根啓明結社篇」第10話では、九尾を移植された神木出雲(CV:喜多村英梨)が、限界を迎えそうになった。すると母の神木玉雲(CV:大原さやか)が代わりに九尾を引き受け、「とんでもない神回」「もう号泣」と心を動かされる視聴者が続出した。
【放送】”とんでもない神回”との声…「青の祓魔師 島根啓明結社篇」#10
アニメ「青の祓魔師」シリーズは、「ジャンプSQ.」(集英社)で連載中の加藤和恵氏による累計発行部数2500万部突破の人気漫画が原作。人間と悪魔の血を引く少年・奥村燐(CV:岡本信彦)が、魔神から自分を守って命を落とした養父の仇を討つために祓魔師を目指す物語だ。2011年にテレビアニメ化され、2012年には映画化。2017年にテレビアニメ第2期「京都不浄王篇」が放送された。
前回放送の第9話では、外道院ミハエル(CV:檜山修之)によって出雲が、衰弱した玉雲から九尾を移植された。すると出雲は、九尾にどんどん蝕まれていった。死を前にした彼女は、今までつらく当たってきた燐たちのことを思いだした。彼らのことが本当は好きだったのだと気づいた出雲は、泣きながら「たす……けて……」と声をもらした。すると天井が壊され、燐が出雲を救いにきた。
ネット上は「燐マジ主人公」「ヒーローの中のヒーロー」「これは惚れる」「もう涙腺崩壊」「かっこいいなぁ」と盛りあがっていた。
第10話「仲間」では、燐たちが助けにきたものの、九尾を移植された出雲に限界が迫っていた。すると母の玉雲が自ら立ち上がり、出雲から自分に九尾を戻した。そして外道院に「九尾は私の中に戻ったわ。そして私の体と一緒に死ぬの、あなたの目論見もここまでね」と言い放った。
九尾を引き受けた玉雲は血を吐き、再び倒れてしまう。今まで助けてもらえなかった出雲は、「どうして今更こんなことするのよ!」と泣き叫んだ。玉雲は出雲を抱き寄せ、「玉ちゃんの宝物」と愛おしそうに告げた。
娘のために体を張った玉雲に、「とんでもない神回」「もう号泣」「ひと言に込められた母の愛よ……」「スゲーお母さんだ」と視聴者は感動していた。
■第10話「仲間」
【あらすじ】
九尾を強制的に憑依させられ、圧倒的な力にさらされる中で振り絞った、助けを求める出雲の声に応え、膨張屍人を祓い、外道院の前に立ちはだかった燐。計算外の事態に混乱し焦りを滲ませた外道院は、時間稼ぎに大量の屍人を差し向けてくる。雪男たちも駆け付け応戦する一方で、出雲は従わせることも寄り添うこともできない九尾という狂気に飲み込まれようとしていた。
(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会