【明治安田J1リーグ】FC東京 1-2 ヴィッセル神戸(3月9日/味の素スタジアム)
痛恨のPKを献上したシーンの「ハンドの判定」が物議をかもしている。FC東京・森重真人が神戸・宮代大聖のシュートをボックス内で滑り込みながらブロックした際、自身の体に当たり、その跳ね返りが手をかすめた場面がオン・フィールド・レビューの結果ハンドとなり神戸のPKに。これにはファンも「あまりにも厳しい」と嘆いた。
試合序盤に、審判のジャッジがファンの嘆きを生むシーンが起きた。2024シーズンの明治安田J1リーグ第3節、 FC東京がホーム・味の素スタジアムに昨季王者・ヴィッセル神戸を迎えた一戦、開始5分のことだった。
神戸が相手陣内に攻め込み、ゴール正面左で受けた宮代大聖が右にズラして右足を一閃。このシュートに反応したFC東京のセンターバック森重真人は、ボックス内でスライディングしながらブロックした。すると、森重の左脇腹に当たったボールがそのまま左肘に跳ね返り、ゴールラインを割る。直後、このシーンがVARのチェック対象となると、主審はオン・フィールド・レビューを経て、森重にハンドがあったとして神戸のPKの判定となった。
このジャッジには、ファンもSNS上で「これでPKはあまりにも厳しすぎる」「森重のブロックがPKは厳しい判定だ」「これはかわいそう」「避けようないもの」と、体に当たっていることも含めて森重を擁護した。
中継映像でも、森重は判定直後に「ええ…マジかよ」といった表情を見せ、FC東京の選手たちもこぞって審判の元へと駆け寄り納得がいかない判定に対して確認をしているシーンが映し出された。実況、解説も「厳しいかもしれない」「これは意見が分かれるかもしれない」と、難しい判断であることを強調していた。
なお、神戸はこの場面で獲得したPKでエース大迫勇也が枠外へ外して失敗したことでFC東京は胸を撫で下ろしたが、その後、後半に先制したものの逆転を許し、2試合連続の引き分けで迎えた今季3試合目で初黒星を喫してしまった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)