【セリエA】ラツィオ 1-2 ウディネーゼ(日本時間3月12日/スタディオ オリンピコ)
セリエA4試合ぶりの出場でアピールしたいところだったが、厳しい展開に苦戦してしまった。ラツィオの鎌田大地が60分から途中出場するも、ボールロストが目立って見せ場を作ることができず、現地メディアから厳しい評価を下されている。
問題シーンは、ラツィオが1-2と追いかける展開で迎えた74分だった。敵陣中央やや右寄りの位置でボールを受けた日本代表MFは、前方のスペースに運ぶドリブルで持ち上がる。しかし、左側からチャージしてきたウディネーゼのFWロレンツォ・ルッカに足を出されてあっさりボールロスト。そのまま鎌田が元々いたスペースを突かれ、あわや被カウンターとなるところだった。
攻撃にアクセントをつけるどころか、周囲との連動を欠いてあっさりボールロストした残念すぎるシーンに、SNSのファンからも「厳しいな」「ドリブルで運んで押されてノーファールなのに取り返しいかないし、ミスか信頼関係が不安でパススピードも遅い」「意味不明のボールロスト」「これは駄目だ」などの声が上がった。
実際、現地メディア『LAZIO NEWS24.com』は、鎌田に「2-2を追いかけなければならないチームに、何も与えることができなかった」と厳しい見解を示し、採点は「5」と低評価だった。
また、イタリア・サッカー専門サイトも『TUTTOmercatoWEB』と『calciomercato.com』も採点は同じく「5」。前者は「入りは良く見えたが、時間の経過とともにボールロストの多さが目立った」、「他の選手たちと、バラバラに動いているように見える」と、日本代表MFに低評価を与えた。
試合は1―2でラツィオがウディネーゼに敗戦して悪夢の公式戦4連敗。翌日にはラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が辞任し、助監督だったジョバンニ・マルトゥシェッロが後任に就いた。この監督交代で、ラツィオと鎌田の状況が変わるか。注目される。
(ABEMA de DAZN/セリエA)