【リーグアン】ストラスブール 0-1 モナコ(日本時間3月10日/スタッド・ドゥ・ラ・メノ)
モナコの南野拓実が、思わず相手選手に抱きついた。カウンターを受ける場面で最終ラインに残っていた日本代表MFが、ホールディングで相手を止めたのだ。このプレーで今季初のイエローカードを受けてしまったが、リプレイ映像で確認するとやや疑惑の判定となった。
【映像】南野が後方ホールド→相手FWのダイブにも見えた疑惑のシーン
スコアレスで迎えた5分、モナコはCKのチャンスを迎えたがこのキックがカットされ、自陣に向かってボールを蹴りこまれた。
守備が手薄で相手が迫ってくる難しい状況のなか、南野がトラップでこのロングボールをカットしようとした。しかしそのコントロールに失敗し、ストラスブールのFWエマニュエル・エメガにボールを奪われて前を向かれてしまう。
抜かれれば一気に独走を許してしまいそうな危険な場面で、南野は背後からホールディングを敢行。エメガを引き倒したこのプレーで日本代表MFは、今季初のイエローカードを受けてしまった。
南野が見せた決死のカウンター阻止に視聴者は、「これはしゃーない」「絶対に行かせない意志を感じた」とファウルを擁護するとともに、「タキでもトラップをミスるんやな」と好調な中での痛恨のトラップミスに驚いている様子だった。
ただ、リプレイ映像で見ると、南野はもちろん相手の身体に触れているものの、引き倒したというよりはエメガが自ら倒れているようにも見える。本人も頭を抱えて抗議するなど、イエローカードに納得いっていない様子だった。それゆえ「ファウルじゃないでしょ」「イエローではない」など誤審を指摘する声も出ていた。
この試合で南野は、45+2分に強烈なシュートを放てば、53分に強靭デュエルからの完璧クロスによるアシスト未遂と攻撃面で違いを作る。ただ、この試合開始直後のイエローカードも響く格好で、59分にベンチへと下げられている。なお、モナコは71分にMFエリエス・ベン・セギルが決勝ゴールを挙げ、1-0でストラスブールを下している。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)