『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、元公安警察がしくじり先生として登場。誰かに「尾行されている」と思った時、本当に尾行者かどうか確かめる方法を明かした。
有名人たちのしくじり経験談を通して「失敗しないための教訓」を学ぶ本番組。この日は先週に引き続き、日曜劇場『VIVANT』で公安監修を務めた元公安警察の勝丸円覚さん(仮名)が登壇。実際の経験を元に、スパイの実態と手口を明かした。
授業を聞く”学園メンバー”は、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、日向坂46の上村ひなの、JO1の佐藤景瑚、横山由依。
現役時代は警視庁公安部に所属し、スパイと攻防をくり広げたという勝丸さん。映画やドラマでは、スパイが1人でターゲットを尾行する場面がよく描かれているが、プロの目から見れば「1人で行う尾行はあり得ない」といい、最低でも5人で追跡することや、目標から50mは離れて行動するなど、尾行のリアルを明かした。
また、勝丸さんは「我々公安には、尾行の際に用いる2つのテクニックがある」といい、「点検と消毒」と呼ばれるテクニックを公開。「点検」とは、自分が誰かに尾行されていないかを確認する行動のことで、「消毒」は尾行者を振り切る行動を指すという。
さらに勝丸さんは、誰かに尾行されていると感じたとき、相手が本当に尾行者か確認する"点検テクニック”として、「道を3回左折する」という方法を伝授。3回左折すれば同じ道に戻るため、そこまで相手がついてくればストーカーや探偵、週刊誌記者など「自分に関心がある人」である可能性が高いという。
すると、若林は「”3回左折”は、ラジオの後に尾行かなと思ってしたことがある」と驚きの告白。「車ど真ん中に停めて降りてて。『記者ですか?』って聞いたら、『リスナーです』って言われた」とまさかの正体を明かし、笑いを誘った。深夜3時半に紛らわしい行動を取ったリスナーに、若林は「『なんだオマエ、帰れ!』つって。『ラジオ聴くな!』つって」とぼやき、スタジオは「ラジオは聴いてもいいでしょ!」と笑いが巻き起こっていた。