『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、元公安警察がしくじり先生として登場。スパイが嫌がる東京の2大スポットを明かした。
有名人たちのしくじり経験談を通して「失敗しないための教訓」を学ぶ本番組。この日は先週に引き続き、日曜劇場『VIVANT』で公安監修を務めた元公安警察の勝丸円覚さん(仮名)が登壇。実際の経験を元に、スパイのリアルな実態と手口を明かした。
授業を聞く”学園メンバー”は、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、日向坂46の上村ひなの、JO1の佐藤景瑚、横山由依。
現役時代は警視庁公安部に所属し、日本を守るために日々スパイと戦っていたという勝丸さん。スパイが行う活動としては、主に監視や尾行が挙げられるが、公安には「点検と消毒」と呼ばれる尾行テクニックがあるという。
「点検」とは、自分が誰かに尾行されていないかを確認することで、「消毒」は尾行者を振り切る行動を指す。たとえば、公安には街に馴染みの店が複数あり、誰かに尾行されていると感じたら、馴染みの店の従業員出口を利用して”消毒”を行うという。
また、勝丸さんいわく、東京には「スパイが嫌がる2大スポット」があるといい、「恵比寿駅東口のエスカレーター」と「JR大塚駅のホーム」を紹介。意外な場所に、出演者らは「具体的!」「なんで!?」と口々に驚きの声を上げた。
まず、恵比寿駅東口のエスカレーターは距離が長く、乗ったら途中で引き返せない。尾行されている側がエスカレーターの降り口で待ち構えていれば、後続者全員の顔を見ることができ、身バレを避けたいスパイからすれば最悪な状況だ。逆を言えば、降り口で顔をチェックしている際に顔を背ける人がいたら、「追ってきてる奴だとわかる」という。
JR大塚駅は、外回りと内回りが1つのホームを共有している。そのため、電車から降りてホームの端で待ち、反対方向から来る電車と乗客がはけるのを待てば、ホームは完全にクリアになる。勝丸さんは「そこで人が佇んでいたり、電話をかけるフリをしていれば怪しい」といい、消毒などの行動に繋げられると語った。
吉村が「ここでは言えないポイントもあるんですよね?」と質問すると、勝丸さんは頷きながら「ありますね。(恵比寿と大塚は)有名で紹介してもいいスポット」という。これに澤部は「”スパイるるぶ”の1ページ目に載ってるやつ」とたとえ、スタジオには爆笑が巻き起こっていた。