【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸0-0サンフレッチェ広島(3月16日/ノエビアスタジアム神戸)
元日本代表同士の意地と意地のぶつかり合いだった。ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀とサンフレッチェ広島のDF佐々木翔が激しいフィジカルバトルを披露。これにはファンも「見ごたえあった」「おもしろい」とハイレベルなバトルに舌を巻いた。
注目のシーンはゴールレスで迎えた16分だった。ヴィッセル神戸のFW大迫勇也が右サイドに流れると、DF裏へとスルーパスを送る。これに神戸のFW武藤嘉紀が抜け出すが、サンフレッチェ広島のDF佐々木翔が対応。先にボールに触った佐々木に対して、武藤が佐々木の背後に回り込むような形で激しくショルダータックルを仕掛ける。これを受けた佐々木は大胆に転倒し、武藤のファウルとなった。この判定に武藤が全身を使い激しく雄叫びを挙げながら判定に異を唱える姿が映し出された。
SNSでは「佐々木と武藤のバトルは見ごたえあったな」「佐々木vs武藤はJリーグとは思えんレベルの見応えやな」「佐々木翔と武藤のマッチアップバチバチ」「武藤対佐々木おもしろい」とハイレベルなフィジカルバトルに舌を巻いていた。
元日本代表の2人による激しい球際の攻防は、この試合中に何度もみられ「プレミアリーグ並みにフィジカルで殴り合い」と終始ファンの関心を集め、解説を務めた元日本代表DF加地亮氏も試合後のコメントで「見ている方も疲れましたね。一瞬たりとも気が抜けない締まった試合になりました」と振り返った。
試合は0-0のままドローで終了。ボール支配率は互いに50%、パス成功数は神戸63%、広島65%、シュート数も神戸9本、広島10本とスタッツが示すようにかなり力が拮抗したハイレベルな試合となった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)