【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 0-0 サンフレッチェ広島(3月16日/ノエビアスタジアム神戸)
元日本代表の2人による激しい球際の攻防は、ノーファウルの判定となった。ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀が、サンフレッチェ広島の佐々木翔とのフィジカルバトルの結果吹っ飛ばされるもノーファウル判定。これにはスタジアムが大ブーイングとなり、SNSでも「ノーファウルとか正気か?」との声が見られた。
注目のシーンはゴールレスで迎えた76分だった。右サイドから攻める神戸は、MF山口蛍が前線にパスを送る。右サイドに流れたFW武藤嘉紀がこのボールを受けようとするも、背後からきた広島の佐々木翔が思い切りショルダータックルを敢行すると、武藤は吹っ飛ばされて転倒。背後からのタックルにも見えたが、このプレーはノーファウルの判定となり、武藤は猛抗議のジャスチャーで感情を露わにした。
このプレーにはスタジアム中が大ブーイングとなり、SNSでも「佐々木の武藤へのタックルノーファウルとか正気か?」「武藤のやつノーファウルなら今日のプレー全部ノーファウル」「本当に意味わからん」と不満の声が目立った。
解説を務めた元日本代表DF安田理大氏は「今日はファウル取らないですよね。さっきも逆の立場のシーンで取りませんでしたから」とコメント。この日、何度も壮絶なフィジカルバトルを繰り広げてきた2人の接触だけに簡単に笛を吹かないだろうとの見解を示した。
試合は0-0のドローで終了。この試合で終始激しいバトルを展開した武藤と佐々木に対してSNSでは「今日の試合のハイライトは、プレミアリーグ並みにフィジカルで殴り合う武藤と佐々木翔」「大迫と武藤はやはりJリーグだと別格」「佐々木と武藤のバトルは見ごたえあったな」と賞賛の声が多数見られた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)