カスハラ(カスタマーハラスメント)を受けた茨城県水戸市のラーメン店「いっけんめ」が閉店してしまったという。
【映像】ラーメンにぶちまけられた大量の爪楊枝
その原因となったのが、1日に数十回かかってくる「殺すぞ」といった脅迫などの迷惑電話で、オーナーは従業員などの安全を考慮して、人気だった店舗を泣く泣く閉めることに。その後警察に被害届を提出し、カスハラをおこなっていた男性は略式起訴された。
ラーメンに200本の爪楊枝を入れる嫌がらせや、1日数十回の迷惑電話など、2年にわたって店を苦しめてきた男性に対し、裁判所が下した処分は罰金10万円で、いっけんめのオーナーは「実際のところは足りませんよ。お店で成り立っていた売り上げがゼロになったわけですから」と嘆いた。
命の危険を感じ、閉店にまで追い込まれたカスハラ行為。しかし裁判で認定されたのは「殺すぞ」という電話で受けた脅迫行為のみだったため、罰金10万円となったという。
オーナーは「これだけ(の被害)でも10万円なんだ、ということは思いましたけど、これが逆に高額だったらさらに恨みを買うんじゃないかという思いもあった」と、複雑な胸中を語った。
この話題にお笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓は「お店が閉まっちゃっているのに10万円だけっていうのがね。どうやったら心の部分のね…もうちょっと何かできないのかな」と、店側の“心の傷“について加味できないのかとコメントした。千原ジュニアは「店主の方、店員の方もそうですし、このラーメン屋のファンの方もつらいでしょうね」と当事者たちの心境を推察していた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)