【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C.2-3横浜F・マリノス(3月17日/サンガスタジアム by KYOCERA)
退場するにはあまりにも早い時間帯だった…。京都サンガF.C.のDFアピアタウィア久がゴール前での決定的なピンチで、横浜F・マリノスのMF植中朝日を後ろから倒してしまいDOGSOにより1発退場に。この判定にファンは「退場まであるか?」「妥当なレッド」と両者意見が分かれる事態となった。
注目のシーンは京都が0-1と追いかける展開で迎えた7分だった。相手陣地深くまで攻め込んだ京都は、守備陣の最終ラインをハーフウェイラインを超えるかなり高い位置で保っていた。すると横浜FMのDFラインからロングボールを蹴り込まれ、守備陣裏の広大なスペースに走り込んだ横浜MF植中朝日に裏を取られてしまう。京都DFアピアタウィア久が懸命に相手を追いかけるも、植中の巧みなコース取りで進路に入り込まれ、ボックス手前ギリギリのところで後ろから倒してしまった。決定的なシーンをファウルで阻止したとして、アピアタウィア久にレッドカードが提示された。
これにはファンも「これってレッドまであるか?」「厳しいと思うけどなー」「退場まであるか?」「無理する必要はなかったな」「ドリブルのコース的に確かにレッドだな」「妥当なレッド」「DOGSOで退場」「見本のようなDOGSO」と両者それぞれ意見が分かれる事態となった。
この退場は決定的な得点機会の阻止『DOGSO』に該当したという判定だった。Jリーグ公式戦サイトによると、『DOGSO』とはD=Denying(阻止する)、O=Obvious(決定的な)、G=Goal S=Scoring(得点する)、O=Opportunity(機会)の頭文字をとったもので、2018年から日本サッカー競技規則にDOGSOという言葉が記載されている。
試合は2-3で京都が壮絶な撃ち合いの末に敗戦。なお、この試合で63分には横浜GKポープ・ウィリアムもDOGSOで退場処分となり、大荒れの展開となった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)