【北中米ワールドカップ・アジア２次予選】日本代表 １－０ 北朝鮮代表（３月21日／国立競技場）
「モナ王」が北朝鮮代表戦で献身的な守備からビッグチャンスを演出した。日本代表のMF南野拓実が相手からボールを奪いカウンター。最後はMF堂安律へ決定的なスルーパスで決定機を通すと、ファンからは「完璧だった」「モナ王うまい」と絶賛の嵐となった。
【映像】南野拓実、忍者プレスバック→完璧スルーパスの一部始終
注目のシーンは、日本代表が１－０でリードして迎えた42分だった。自陣の中央やや右寄りの位置で南野が相手の背後からプレスバックでボールを奪うと、ドリブルで持ち運びカウンターを開始。右サイドに流れたFW上田絢世にパスを出すと、ボックス手前で再びボールを受け、背後から走り込んできた堂安に見事なスルーパス。堂安のシュートは惜しくも相手GKのビッグセーブに阻まれたが、まさに南野が生み出した決定機だった。
これには日本サポーターも、「完璧だった！」「モナ王うまい」「それにしてもタキは忍者みたいなバックプレスでボール取ったのは凄かった」「完璧なラストパスだった」「堂安まで完璧だったのに」「このシーン一番声出たね」「北朝鮮GKのスーパーセーブに…」「タキえぐいわ」「モナ王さすがや」など、SNSには南野のプレーを賞賛する声が溢れた。
試合は前半２分にMF田中碧が決めたゴールで日本代表が１－０で辛勝。この日はゴールのなかった南野だが、所属クラブのモナコでは好調で、６試合連続でスタメン出場を果たしている。２月25日のRCランス戦では、90＋２分に右サイドから仕掛けて高速シザースから中央にカットインし、左足で強烈な決勝ゴールを挙げてもいた。
優勝候補筆頭と目されたアジアカップでは、準々決勝でイラン代表に敗れた日本代表。簡単ではないワールドカップ・アジア予選でも、攻守においてモナコで躍動する南野が日本代表の鍵を握る存在なのは間違いない。
