自民党の派閥の裏金事件を受け内閣支持率が低下する中、世論調査では次の衆議院選挙で政権交代を望む声が高まっている。しかし、23日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演した経済学者の成田悠輔氏は「どうでもいい」と切り捨てつつ、日本維新の会の馬場伸幸代表に率直な質問をぶつけた。
維新の会は2024年の活動方針案を取りまとめ、「次の衆議院選挙で与党の過半数を割り、野党第1党を獲得する」と明記している。成田氏は開口一番、「どうでもいいかなって。政権交代が起きようが起きまいが大差ないんじゃない?って思っている人はすごく多いと思う」とコメント。
また、「日本を成熟国家とおっしゃるが、正直言えば衰退国家になりつつある。人口が減っていくことは確実だし、国全体の力は衰えていくのもほぼ間違いない。こういう時代に政権を握るのはつらいことしか起きず、外野で叩いているほうが圧倒的に楽だ。その時に政治家が政権を握る、関わっていくモチベーションはどこにあるのか?」と投げかける。
これに馬場代表は「今の日本のままでは、子どもや孫の時代に胸を張ってつないでいけない」「政治家なんてアホじゃないとできない。自分で自分に荷物を背負わせて、変な使命感持って“俺がやらなきゃ誰がやる”と。そういうものがないとできない」と答えた。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)