【国際親善試合】フランス代表 0-2 ドイツ代表(日本時間3月24日/パルク・オリンピック・リヨン)
一触即発のシーンだった。ドイツ代表のMFロベルト・アンドリッヒがフランス代表のFWキリアン・エンバペに対して激しいチェックで対応し、主審からはファウルの判定が下された。これに対して不満な態度を露わにしたレヴァークーゼンMFにはイエローカードが提示された。
ドイツ代表が2-0のリードで迎えた68分、自陣でアンドリッヒはエンバペに対して後方から激しく削る。アンドリッヒは勢い止まらず転倒するエンバペを蹴る形となり、逆にエムバペも足を上げて報復キックをかました。ストレスを溜めたエンバペが座り込みながらアンドリッヒを睨みつけたこともあり、両者は一発触発の状態に陥った。
両者には主審からイエローカードが提示されたが、アンドリッヒは明らかに不服そうで、DFアントニオ・リュディガーに制止されるほど熱くなっていた。
これにはネット上のファンも、「エンバペがアンドリッヒにガン飛ばしてるの最高」「アンドリッヒは良いプレーしてるんだから余計なことするなー」「アンドリッヒやりすぎw」「いいねぇアンドリッヒ!!!積極的!!」とヒートアップする強豪国同士の対戦に興奮しているようだ。
アンドリッヒは試合後、「あれ以上の事態になっていれば、レッドカードだっただろう。エンバペを退場させられたら、私は正しいことをしたことになる」とコメント。相手エースを挑発し、あわよくばピッチから追い出そうとしていたようだ。
アンドリッヒは4部リーグから這い上がった叩き上げで、今季は大躍進レヴァークーゼンで活躍し、29歳にしてA代表デビューした苦労人。ファイタータイプのMFで、代表初スタメンにかなり気持ちが入っていたようだ。
なお、試合は開始7秒にフロリアン・ヴィルツが、49分にカイ・ハヴァーツがゴールを挙げたドイツ代表が、フランス代表を2-0で撃破している。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)