【国際親善試合】アイルランド代表 0-0 ベルギー代表(日本時間3月24日/アビバ・スタジアム)
ベルギー代表のDFオリヴィエ・デマンがたった2秒間で2度もラフプレーを敢行し、ファンを騒然とさせた。いずれも蟹挟みに近いタックルだったため、イエローカードが出なかったことが不思議なくらいだった。
25分だった。タッチライン際でアイルランド代表のDFシェイマス・コールマンの元にボールが渡ると、デマンが背後から激しいタックルをお見舞いする。さらにデマンは、そのこぼれ球に反応したアイルランド代表のFWチドジー・オグベネに対しても両足タックル。イエローカードが出てもおかしくないシーンだったが、主審はカードなしという判定を下した。
この日のデマンは左SBを担ったが、所属クラブのブレーメンでは左WBが主戦場だ。やや慣れないポジションということもあってか、全体的な不安定なプレーだった。スタッツサイト『Sofascore』によると地上戦でのデュエル勝率も25%(8回中2回の勝利)だった。
この低調なパフォーマンスにベルギーのファンは不満を募らせており、ネット上には「スタメンに相応しくない」「何やってるんだ」「EUROでは起用できない」などの声が上がっている。デンメがEURO(今夏にドイツで開催)に出場できるか否かは、3月27日のイングランド代表戦の出来次第か。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)