【国際親善試合】イングランド 0-1 ブラジル(日本時間3月24日/ウェンブリー・スタジアム)
【映像】代表初ゴールを決めて相手側に駆け寄り、引き返した瞬間
この日ウェンブリーを沸かせたのは、セレソンの青年だった。今夏レアル・マドリードへの加入が内定しているFWエンドリッキは脅威のスピードで裏へ抜け出すと、先輩ヴィニシウスのこぼれ球を豪快にゴールへねじ込んだ。これが代表初ゴールの17歳は、大喜びで叫びながらピッチを走り回り、若さ全開の姿がかわいいとファンの間で話題になった。
0-0で迎えた80分、観客が沸きあがる場面が訪れた。71分からピッチに立ったエンドリッキは、味方MFからの浮き球スルーパスに反応したヴィ二シウスと同時に裏に抜け出した。ヴィ二シウスの右足でのシュートはキーパーに弾かれたが、並走していたエンドリッキが素早く反応して無人のゴールに押し込んだ。喜びのあまり、一度はイングランドサポーターのもとへ向かうも、すぐに引き返して母国サポーターの前で膝から滑り、雄叫びを上げて嬉しさを表現した。
この何ともお茶目なセレブレーションに思わずファンの間では「エンドリッキ嬉しそうで可愛い」「エンドリッキおめでとう!!」と素直に祝福する声が多く見られた。
17歳と246日のエンドリッキが決めたこの代表初ゴールは、ウェンブリー・スタジアムにおける男子の最年少得点記録になった。セレソンではペレやロナウドらに続く史上4番目の若さでのゴールであり、母国の英雄たちと同じキャリアを辿るための第一歩としては最高のスタートとなった。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)