【写真・画像】吉幾三に「態度が横柄」と告発された議員がブログで反論も…政治ジャーナリストは「態度が高圧的な議員として知られている」と解説 1枚目  
【映像】現役CAを名乗る人物からの手紙

 歌手の吉幾三に航空機搭乗中の態度が悪かったと暴露された国会議員について、政治ジャーナリストの青山和弘氏が言及した。

【映像】現役CAを名乗る人物からの手紙

 吉は去年5月に、自身のYouTubeチャンネルで「バッジ付けて国会議員だと思うけど、飛行機で横着している人がいて、言葉の使い方とか乱暴でよ。国民を代表して出てる人は横着な態度はやめてもらいたい。口の利き方もわかんないのかと」と告発。

 すると今月、この動画が急展開。現役のCAを名乗る匿名の人物から手紙が届き、態度が横柄だったとされる議員は北海道選出の長谷川岳参議院議員だったと暴露したのだ。

 長谷川氏と言えば第4次安倍内閣では総務副大臣などを務めた人物。また札幌の風物詩「YOSAKOIソーラン祭り」(札幌市)を北海道大学在学中に立ち上げたリーダーとしても知られている。

 匿名者は「会社から事前に注意点が知らされ、その内容が自分勝手でわがままなものなのです。『枕は2つ用意する』『到着が遅れるときは早めにお知らせする』など多岐にわたります。非常に高圧的な言い方をされます。到着が遅れることに関しては鬼の首を取ったような言い方でクレームをされます。とても政治家とは思えません」と暴露している。

 これに対して長谷川議員はブログで、出発や到着の遅れに関しては「航空事業者の準備が遅れているために、出発が遅れている状況が一目瞭然でした。これを航空当局の責任にすりかえ、そしてそれを情報として流すことは許されるものではありません。そのことについてその場で発言をさせていただきました」と、乗務員のアナウンスが事実とは異なっていた点を指摘し反論。遅延について、乗務員に発言したことは認めた上で枕は2つ用意するよう求めた指摘は否定した。

 長谷川議員について、政治ジャーナリストの青山和弘氏は「長谷川議員は自民党内では政策遂行能力に一定の評価がある一方で、態度が高圧的な議員として知られています」と解説。長谷川議員を良く知る自民党関係者は「切れると手が付けられないところがある。特に秘書官や官僚、地元関係者など弱い立場の人に異様に厳しく当たることで知られている」と証言したという。

 青山氏によれば、国会議員には歳費とは別に無料航空券が支給され、交通費特権に年間約13億円の税金が使われているという。空港での扱いについても「超VIP待遇」で、特別な待合室で登場手続きを済ませ、先導付きの別ルートで機内に乗り込むため、この待遇を見越して国会議員は時間ギリギリに空港に向かうのだそう。

 長谷川氏が指摘した「遅延理由のアナウンス内容が事実と異なっていたこと」について、元大手航空会社CAの赤川美佐子さんは「搭乗者数と実際のチケットと数が合わない、そういう事例って時々あったりする」として、本当に数が違うのか地上職員とチーフパーサーが確認作業を進めている段階だった可能性を指摘。

 「それを(情報を正直に)開示すると、不安になるお客様もいるかもしれない。航空業界に詳しい方だとすぐに伝わると思うが、そうじゃない方だとそこまで言ってもわからないと思うので『出発時間が遅れた』とお伝えしたのかもしれない。状況がケースバイケースにはなる」と説明した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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