【WWE】SMACKDOWN(3月22日・日本時間23日/ミルウォーキー)
規格外の柔軟性で身体能力抜群の女子レスラーが放った“180度開脚”ヒップドロップに会場は騒然。解説も「関節が柔らかくないと出来ないオリジナルの技」とその凄さを力説した大技が腹部に直撃し、日本人レスラーが咳き込み悶絶する衝撃のひと幕が話題となっている。
WWE女子王者のイヨ・スカイがナオミと対戦。数か月ぶりのシングルマッチだったチャンピオンのイヨに、1月のWWE復帰以来フィジカル強者ぶりをアピールしてきたナオミがあっと驚く技を連発した。
毎回斬新なファッションも注目を集めるナオミは、この日も虹色のグラデーションがかかったヘアが際立つ奇抜なスタイルで登場。実況の清野茂樹アナウンサーも「一体どこに行けばこんなヘアスタイルをやって貰えるんでしょうか…」とコメントした。
派手さがクローズアップされるが、NBAのダンサーという経歴を持つフィジカル強者でもある。ロープを使ったスイング式のブルドッキング・ヘッドロックや、エプロンにいる相手にロープを使ったスタンガン、さらにトップロープからのクロスボディといった攻撃で現王者を追い詰める。
圧巻は身体の柔らかさを活かした連続攻撃。コーナーでイヨに低空ドロップキックを放つと、エルボーで追撃、さらに低い姿勢でニールキックと狭いエリアで器用に技を連発した。
解説の『週刊プロレス』井上光記者も「関節が柔らかいんでしょうね…」とナオミのしなやかな動きに言及している最中、セカンドロープから180度開脚したまま浴びせるヒップドロップを投下。
井上記者が「これも関節が柔らかくないと出来ない技。ナオミオリジナルですね」と驚いた大技は、見た目の派手さだけでなくボディに全体重を乗せる規格外のヒップドロップ。腹をえぐられたイヨは暫く咳込みながら悶絶し続けたほどだった。
試合はナオミ優勢の展開が続いたものの、ロープ際での脳天杭打ち、さらにトップロープで追撃を狙っている最中に、危険を察知した“ダメージCTRL”のカイリ・セイン、ASUKA、ダコタ・カイが登場。
ナオミが一瞬目を離した隙に背後から攻めたイヨがムーンサルト・プレスを決め逆転勝利を飾った。最後は足元をすくわれる形で敗れたナオミだが、幾つもの真似できない大技で試合を盛り上げた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)