【WWE】RAW(3月25日・日本時間26日/ローズモント)
観客の大ブーイングを受けハリウッドスターの怒りが大暴走。ライバルを駐車場で襲撃しシャツをビリビリにし、頭をかち割り大流血…大一番を前に放送事故級の事件が勃発した。
4月の「レッスルマニア」を前に遺恨と罵倒合戦が続くザ・ロックとコーディ・ローデスの抗争が“リング外での襲撃事件”という何とも後味の悪い展開を迎えた。WWE『RAW』の終盤、コーディがロッカールームに向かおうとした時、突如、ザ・ロックが攻撃を仕掛け、雨が降りしきるなか会場の外で身の毛もよだつ制裁シーンが繰り広げられた。
この日のリングでの舌戦でも多くの観客の「コーディ支持」にイライラを募らせていたロックの怒りが遂に爆発した。ジミー・ウーソやソロ・シコアとバックステージで一戦交えていたコーディの背後からロックが登場。
テーブルやゴミ箱などにコーディを叩きつけると「この2週間ロック様に言いたい放題いいやがって」とマジギレ。その後、雨が降りしきる会場の外の駐車場に連れ出すとカメラに向かって「(会場の)シカゴのクソどもこういうのはどうだ?」と挑発。
その後もコーディのシャツを破り、殴る蹴るの連打。乱闘というより一方的な暴力シーンが展開され、機材バスに頭を打ちつけられたコーディの額からは真っ赤な鮮血が滴る事態となった。
この日の『RAW』はこの衝撃的な乱闘シーンでエンディングとなったが、ファンからは「雨の日にこれは嫌だな…」「風邪引いちゃうよ」と冷静な声や「雨のなか最高のシチュエーションだ」「今のロックがこういうのやってるとまるで映画みたいだ」「この雰囲気あの頃のWWE」とかつてのアティチュード路線を懐かしむ声も聞こえた。
「レッスルマニア」の初日にタッグマッチで相まみえるコーディとロックだが、この襲撃事件でさらなる根深い対立が生まれたことは間違いないだろう。(ABEMA/WWE『RAW』)