【国際親善試合】フランス代表 3-2 チリ代表(日本時間3月27日/ヴェロドローム)
激しいタックルにフランス代表のFWキリアン・エンバぺが悶絶した。チリ代表のMFダリオ・オソリオからスライディングタックルを食らったからだ。しかし、よくよく見ると名演技だった可能性も浮上している。
45分だった。自陣ハーフウェーライン付近でボールを受けたエンバぺがドリブルを開始する。するとオソリオが斜め方向からスライディングタックル。足を刈り取られるようなタックルを受けたエンバぺは、ゴロゴロと4回転して、痛みにうずくまり当分立ち上がらなかった。
一見、危険なシーンに見えたものの、リプレイ映像はしっかり事実を捉えていた。オソリオのタックルは、しっかりボールを捉えている。後ろ足がエンバペの足にかかっているものの、4回転するほどの接触とは思えない。痛がる姿はシミュレーション、つまり演技だった可能性が高いか。
ワールドクラスのアタッカーは危険タックルを食らう機会が多く、避けて怪我を回避することも必要な能力だ。ただ、痛がる演技は審判の印象を悪くするケースもあるだけに、ほどほどにしたいところではある。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)