【写真・画像】世界最高峰のラリーで勝田貴元が危機一髪! 今季初表彰台の裏に“超絶カウンターステア”「うまい」「心臓に悪い」ファン一喜一憂 1枚目
【映像】“神業カウンターステア”で危機回避の瞬間

WRC】第3戦 サファリ・ラリー・ケニア(3月28日~31日)

 3月31日に最終日を迎えたサファリ・ラリー・ケニア。今季初表彰台を獲得した唯一の日本人フル参戦ドライバー勝田貴元が、最終ステージで見事なステアリングさばきを披露し、ファンの心を鷲掴みにしている。

【映像】“神業カウンターステア”で危機回避の瞬間

 サファリ・ラリーは、アフリカ大陸のケニアを舞台に、コース全域がグラベル(未舗装路)という過酷な環境下でタイムが競われる。大会初日より、多くのドライバーがクラッシュや故障などに見舞われ、トラブルのないマシンは皆無と言っていいほど荒れた4日間となった。

 路面は砂利によってグリップ感が希薄なうえ、石や岩、あるいは水たまりまでもが散乱している。荒れた状況にも関わらず、基本的にコースは見通しのよい平原のなかに設置され、高速区間が多いのも特徴。それゆえマシンの頑丈さと、ドライバーの咄嗟の判断力や緻密なコントロール力が問われる。

 大会最終日の最終ステージSS19「ヘルズゲート」は、トップ5のタイムを記録することでボーナスポイントを得られるパワーステージ。ここでトップのカッレ・ロバンペラを激しく猛追していたトヨタの勝田貴元が、左コーナーでフロントのグリップを失ったためか、危うく左方向にスピンしかけてしまう。

 しかし、今季、高い次元の限界アタックやレースマネジメントの上手さが高く評価されて、トヨタのワークスドライバーとして認められた勝田は、真骨頂ともいえる危機回避能力を発揮! 見事なカウンターステアで車体を逆方向に戻すと、そのまま減速を最小限に止めながらタイムアタックに復帰している。

 最終的に、今季初の表彰台と自身最高位タイの総合2位に入る快挙を実現した勝田の見事な走りに、視聴者からは「うまい」、「心臓に悪い」、「流れた」、「ダンスっちまった」、「おつりもらってる」など一喜一憂するコメントが集まった。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

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